ベストアンサー
このベストアンサーは投票で選ばれました
http://www.mbga.jp/.pc/mbkwd_word/%83e%83%8C%83r%83h%83%89%83%7D?curp=2 1970年代も半ばを過ぎると、これまでのビデオカメラのコストと技術的制約もなくなり、 フィルムからビデオでの撮影に徐々に移行することとなった。 フィルムが必要とする現像の手間以外だけでなく、 ビデオ編集用の機材の発達と何よりもコストの問題で、 映画会社系の制作会社もビデオ撮影を採用し始め、 1990年代後半からフィルムで撮影されたドラマは激減。 2000年代初頭には、刑事ドラマや時代劇もビデオ撮影に移行して、 フィルム撮影はほぼ姿を消した。 (日本と違ってフィルムへのこだわりが強い欧米では大型テレビドラマの 場合35ミリ映画用カメラを使ったフィルム撮影の方が主流である。) 2005年現在、地上デジタル放送への移行期を迎えて、 ビデオでの撮影もNTSCからハイビジョンで収録するものが増えつつある。 映画→フィルム撮影(ex 従来の35mmフィルムカメラ)←アナログ撮影 (デメリット:コストが高い、無駄なフィルムが多い) ドラマ→(ex デジタル映画カメラ)←デジタル撮影 (メリット:VFXとの親和性も良く、従来のように無駄なフィルムが無く、 撮影直後に映像を確認できる利点) もっとも、現在では いわゆる「デジタルシネマ」 (撮影にフィルムカメラではなくビデオ機材を使って制作される映画) も増えつつあって、両者の差異も少なくなっているようですが。 ただ、やっぱり映画の画質は「フィルム撮影」(アナログ画質) しか考えられないですね。ただ、CGを多用する映画は別論ですが。 >なぜ日本の邦画(特に実写映画)は画面の全体が暗いようになるのですか? 端的にいえば、「アナログ画質」と「デジタル画質」の差異。 もっとも、「CGを多用する映画」の場合は「デジタル画質」 が主流なので、TVドラマとの境界は少ない。 ハイビジョン撮影が映画界に普及すると、両者の差異は ほとんどなくなるでしょう。
この回答はいかがでしたか? リアクションしてみよう
その他の回答(1件)
邦画が暗いのは、照明に時間をかけて設計をしてないためです。 TVやVシネマ出身の人が増えたうえ、スタジオ制度が瓦解してしまった せいもあって、映画の照明設計の技術がちゃんと継承されてないんですよ。 もちろん、中には海外の現場で修行を積んでフィルムで撮影するための 照明設計を学んできている人も出てきてはいるのですが、大半の人は TVドラマの延長線で画面を組み立てるので、ビデオとフィルムの特性を 理解しないまま撮影しちゃうんです。その結果、全体に暗い画面になりがちです (デジタルでも、フィルムはやっぱりそれなりの光量が必要です)。 ただ、これは別の方への回答でも書きましたが、必ずしも明るいピーカンの画面が 良いわけではなくて、東南アジア系の「空気」と、オーストラリアとかアメリカの 「空気」はやっぱり違うんです。フィルムにはその違いが如実に映っちゃうんですね。 だから、照明設計も海外の映画や、ビデオの高感度に合わせたものが良いとは 限らないんです。周囲の環境や、撮影する素材に合わせた照明設計が必要です。 ほとんどの日本人が海外の映画や、TV画面のビデオの映像を見慣れてしまって いるからこそ、そういう画像が「暗い」「眠たい」画像に見えてしまうという事実も あると思います。 ここから先は余談。 今は上映の際の解像度の違いこそあれど、撮影的にはアナログフィルムと デジタルフィルムの境目は曖昧になってきてます。 全編デジタルのREDで撮影された、ソダーバーグの「チェ」2部作など ほとんど質感はフィルムのものでした。「コラテラル」の「デジタル撮影じゃん、 駄目だこりゃ」みたいな質感とは比べ物にならないぐらい進歩してます。 要するに、アナログフィルムの良さを取り込んだデジタルフィルムが生まれつつあり どちらの良さも取り込んだ、別の撮影媒体が生まれつつあるのではないでしょうか。 だから、撮影に関して単純なアナログ・デジタル二元論では語れなくなってると 私は思います。アナログ良い、デジタル駄目、デジタル良い、アナログ駄目 というレベルの論は、当の昔に終わってると思ってます。















